見習騎手
見習騎手は他の騎手に比べて競争経験が浅く、技術が低い者が多いので、他の経験豊富な騎手と同一条件で競争するには不利なことが多くなります。
そのため負担重量における減量措置をとり、騎乗機会を与えることによって、条件面で優位に立たせて騎乗させ、経験を積ませています。
このような騎手のことを「減量騎手」と呼んでいます。
減量制度によって、今まではあまり良い成績を残せなかった馬が競走に勝利した例も少なくありません。
(俗に、斤量が1kg軽いと1馬身差になると言われています。)
現在、中央競馬においては、騎手免許取得3年未満で通算勝利数100回以下の騎手のことを指しています。
デビューから3年間はこの減量制度を活かして成績を残している騎手もたくさんいます。
このような騎手は3年以上経って減量がなくなっても、結果的に騎乗依頼は増えています。
逆に減量の特典がある間に成績を残せなかった騎手は、次第に騎乗依頼が減ってくる傾向にあります。
地方競馬においては、この見習騎手の取り扱いは中央競馬とは異なっています。
減量の対象となる勝利度数も主催者ごとに開催日数が異なるために差が出ています。