モーター(エンジン)抽選
今回はこのふたつについて解説します。
選手が競艇場に持ち込むことが出来るものとして「モーター(エンジン)」を動かすための「プロペラ」、レースの際に使用する「ヘルメット」と「シューズ」などが挙げられます。
しかし、競艇のメインと言える「モーター」や「ボート」は選手の持ち物の中には入っていないのです。
実はモーターやボートは選手の持ち物ではなく、各競艇場ごとに所有・保管されているものなのです。
レースに参加する選手は、開催前日にモーター(エンジン)とボートの抽選を行い、引き当てたモーター(エンジン)とボートを使ってそのシリーズを戦うことになるのです。
ひとつの競艇場にあるモーター(エンジン)・ボートは全く同じ規格のものです。
だいたいひとつの競艇場に60〜70機所有されてあります。
同じ規格のものが揃っているにも関わらず、その性能には差が現れます。
特にモーター(エンジン)には部品のわずかなミリ単位の違いがパワー差となって現れるものなのです。
また、「整備巧者」と言われる選手がモーター(エンジン)にいろいろと手を加えて「勝てるモーター(エンジン)」に変えてしまったりもします。
選手の持っているプロペラとのマッチングや調整力・整備力も大きく影響しますが、逆にどんなにいいプロペラを付けてもいい整備をしても全くだめなモーター(エンジン)もあるのです。
つまり、格下選手でもいいモーター(エンジン)を抽選で引き当てた場合、格上選手でもそう簡単に逆転できなくなってしまうわけです。