商品先物取引を仲介する役割の商品取引会社は、株取引で言えば証券会社のようなものです。
法律上の役割として「商品取引員」という名前で呼ばれています。
商品取引員とは、商品取引所法という法律に基づいて農林水産大臣および経済産業大臣から商品取引受託業務の許可を受けた会社のことを指しています。
つまり法律に定められたルールに基づいて営業している、認可された会社であるということです。
現在はほとんどオンライントレードで取引している人が多いのですが、直接対面して営業マンとのやりとりで注文を行う場合もあります。
この時、この営業マンは主務大臣によって登録を受けた「登録外務員」と呼ばれる存在になります。
登録外務員とは、日本商品先物取引協会が主催している所定の教育研修を受けた上で、資格試験および登録審査に合格した者のことを言います。
つまりこれらに合格していない人は登録外務員となることは出来ず、投資家とやりとりすることも出来ないのです。
なので、もしわからないことなどあれば必ず答えを教えてくれる頼もしい存在であることは確かなので、もし機会があれば一度相談しながら注文してみるのも良いかもしれません。
このような登録外務員は、必ず登録証を携帯しているものなので、もし心配であれば直接確認してみると良いでしょう。
以上のように、商品先物取引は法律の下にきちんと管理されていて、会社も営業マンも国から認可を受けているところばかりなので、投資家は安心して取引に参加することが出来ると思います。