不動産投資はかつては、莫大な資金と、多くの時間が必要な、いわゆる資産家のものでした。
なかなか一般の素人は手を出そうともしなかったし、一介のサラリーマンが出来るようなことではないイメージが強かったのです。
しかし、最近になって不動産投資は様々なメディアで取り上げられ、馴染のあるものになりました。
初心者向けの不動産投資セミナーや書籍の販売。
銀行の融資の拡がりが不動産投資を身近なものとしてくれました。
自己資本がなくてもマンション経営が始められるほどにもなりました。
低金利時代が拍車をかけ、またバブル崩壊後の優良不動産がどんどん手放されたことにより、不動産市場が活発化したためとも言われています。
バブル期には土地の値段が上昇し資産価値があがっていた状態でしたが、現在の不動産への関心は別にあるようです。
建物そのものの価値よりも、その賃貸収入を目当てに投資する場合が多数を占めています。
バブルとは違うとはいえ、どんな時代もリスクはあります。
当然空室になってしまうようでは、目当ての賃貸収入も得られないのですから。
たしかに間口が広がって、不動産投資に手を出しやすくなってきています。
しかし、その手軽さに踊らされるのではなく、しっかりとリスクも見据えて投資しなくてはならないでしょう。