株式に詳しくない人、興味がない人でも、大きな会社ほど株式上場しているだろう、ということはなんとなくお分かりだと思います。
株式に上場するかしないかは、会社の経営にも大きく関わってくるのですが、「上場」と「非上場」の違いはお分かりですか?
簡単にいうと、「公」か「私」かということです。
もちろん「公」が上場企業であり、不特定多数の人からの出資をもらっているわけです。
上場企業の株式は、一般に公開されていて、証券会社に口座を持っている人であれば誰でも買うことができるものです。
対して「私」である非上場企業は、その企業の知り合いなど顔が知れたひとのみ、あるいは企業が100%資本出資を行っているという企業ですね。
上場すると、かなりの金額の資本金を調達できますし、企業の知名度、信用力などがあがるというメリットがあります。
それならすべての企業が上場すればいいのに…なんて声も聞こえてきそうですが、実は敢えて「非上場」を貫いている企業もあるのですよ。
その理由として、上場した場合、個人株主やいろいろな法人などからうるさい注文がつくのを避けるためという点や、株を買い占められて会社そのものを乗っ取られることを防ぐという防衛の点ということもあります。
案外、身近にある大手企業でも非上場企業があるかもしれませんね。