不動産投資をしようと考えた時には、まず「何に投資するか?」という部分を検討することから始めます。
一言で不動産投資といってもアパートやマンションの経営、オフィスビルや商業施設の計などというように様々な形態があります。
「オフィスビル」を経営するためには、かなりの投資額が必要になります。
しかし、同じ規模のマンション経営と比較すると、家賃単価が高く設定できるということで、収益性はよくなるという傾向があります。
不動産投資で、高い収益が欲しい場合には、オフィスビル経営は適しているでしょう。
あとは、いくつかの条件に気をつけて話しを進めなければいけません。
まず、立地条件。
オフィスビルが不便な場所に建っていても、集客が見込めないので借り手がみつかりません。
通勤の利便性が高い地域、入居テナントの主要取引先や官公庁などに近接している地域というように、テナントの業務活動に適した立地条件が必要です。
そしてオフィスビルの場合は、個人ではなく法人のテナント需要が中心となりますので、景気や企業業績が需要動向に関係してきます。
景気がいい時と悪い時の差が出やすいのも、オフィスビルの特徴と言えるかもしれません。
将来、売却を有利に進める出口戦略も視野に入れた投資判断が必要です。