ビギナーズラック
「初心者が往々にして得る幸運。賭け事などにいう」
とあります。
不思議なことに、初心者の人が持っているツキというものってありますね。
しかし、この「ビギナーズラック」には科学的な根拠はありません。
まあ言ってみれば、ギャンブルは「勝つ」か「負ける」のどちらかなのです。
確率で言えば50%。
大勝ちしようが、少しだけ勝とうが勝てばすべて「ビギナーズラック」と相成るわけです。
人間には、いいことはいつまでも記憶に残り、嫌なことは忘れ去ろうという意識が働きます。
つまり、負けてしまったことはいつの間にか記憶から消し去られ、勝った時の印象しか残らないので、ビギナーズラックとはいえども過去に負けた経験があるということも少なくないようですよ。
とはいえ、この「ビギナーズラック」という言葉。
この言葉のせいで、成功に気をよくしてどっぷりとギャンブルにはまってしまい、足を洗う、手を引くことができないきっかけになることも多くみられる現象です。
根拠のない言葉に惑わされるのも人間の特徴ですが、何に関しても「ビギナーズラック」は、偶然の賜物と考えた方がちょうどよさそうです。